BMW E92 M3 COMPLETE製作 Vol.1|S65 ENGINE TUNING STG2!メタルチューニングからヘッドチューン!ハイカムなどてんこ盛り♪
こんちくわ!
ワクワク始まります♪
エンジンだけ。
脚だけ。
ブレーキだけ。
ではなく、
一台を順番に作っていきます♪
まず第一弾は、
やっちゃうよ~
まず最初にやるのは、
カーボンさよなら大作戦♪
最近DMSでは、コンロッドメタルTUNEをする方の定番メニュー
になりました♪せっかくエンジンを触るなら、
まず今の状態を綺麗にしてから始めたい。
汚れたまま新しい部品だけ付けても、
気持ち悪い(笑)
なので一度綺麗にして、
状態を確認して、そこから新しいエンジンを作っていく。
これがDMS流です♪
しかも、あとから
「やっぱりあそこもやっとけば良かった……」
となると、
また分解(笑)
また工賃(笑)
また預かり(笑)
なので、DMS的には嬉しい事ではありますがwww
やるなら最初にまとめてやる。
結果的にその方が合理的です。
そして綺麗になったところで、エンジン内部に進んでいきます!!

こちらがシュリックさんちの284°のハイカムさんです!!
さてワクワクしかない写真を見て頂きましたので(笑)
ザ☆コンロッドメタルTUNE!
S65と言えば、
避けて通れないコンロッドメタル。
でもDMSでは、
ただ新品メタルへ交換して
「はい完成!」ではありません!
ちゃんと測ります。

クリアランス測定。開けたら測る。測ったら状態を見る。
そのエンジンに合わせて組む。
沢山様々なメタルを常備しているから出来る技(笑)
写真で見ると、めちゃくちゃ地味(笑)1mmも映えないwww
でも、
こういう見えなくなるところが一番大事です。
ハイカムも、
プレナムも、
DMEも、
全部その上に乗っかる話。
土台が不安なままパワーだけ上げても意味がない!
みんな見た目だけTUNEしたがる人多いですが
大事なのはなんでも土台。
だからDMSでは、
まず安心して回せるエンジンを作る。から始めるのです♪



バラシタパーツはすべて洗浄していきます!
こういった地味な仕事が一番大事。
地道が一番の近道(笑)


これでクランク回りは元に戻していけば完成です!
ここで初めてぶん回す土台が出来たので、次はパワーを乗せていくぜ!!

次はヘッド側ね!
ここまで来ると、
もう「ついで」という言葉が危険です(笑)
せっかく開けているので、古くなった部分、
これから高回転で負担が増える部分、
全部確認しながら進めます。
Schrick 284°ハイカム!だからバルブトレインも強化する♪
今回のヘッドチューンの主役は、
Schrick 284°ハイカム!
でも、
ハイカムだけ入れて終わりではありません。
ハイカムを入れると、純正カムよりバルブを大きく、そして速く動かすようになります。
高回転になればなるほど、
バルブ、リテーナー、スプリングなどには大きな慣性が掛かります。
そこでスプリングの力が足りなくなると、
カムの動きにバルブが追従できなくなる。
いわゆる
バルブフロートが起きます。
せっかく284°ハイカムを入れても、
高回転でバルブがカムプロフィール通りに動かなければ意味がありません。
それどころか、
回転を上げたところでバルブトレインが暴れれば、
性能どころかエンジンを壊す原因にもなります。
だから今回は、
強化バルブスプリング32本!

(284はノーマルでもコントロールできなくはありません)
を組みます。
ハイカムで増えたバルブの動きを、高回転までしっかり押さえ込んで、
カムの動きに追従させるためです。
そして、チタンリテーナー。
スプリングだけ強くしても、
動かす側が重ければ慣性は増えます。これ相当重要!
なのでリテーナーを軽量化して、
バルブトレイン全体の動く重量を減らす。
これによって、
高回転での追従性を上げながら、
スプリングへの負担も減らします!
9,000rpmでは、バルブ1本が1秒間に75回も開閉しています(笑)
しかもハイカムで純正より大きく・速く動かす。
だから強化バルブスプリングと軽量チタンリテーナーが必要になるのです。
さらに、
油圧タペットも新品交換。
284°ハイカムを組んで、
高回転まで使うのに、
何年も使った油圧タペットをそのまま残す理由はありません。
摩耗や作動状態にバラつきがある部品を残せば、
せっかく作ったカムプロフィールを綺麗に使えない可能性が出てきます。
なので、
ハイカムを入れるから、スプリングを強化する。
高回転で追従させたいから、リテーナーを軽くする。
その動きを安定させたいから、油圧タペットも新品にする。
強化するのは全部理由があります!
284°ハイカムだけが主役に見えますが、
本当に高回転まで気持ち良く回すために重要なのは、
むしろこういう地味な部分(笑)
ハイカムを入れるなら、バルブトレインまでセットで作る。
これがDMSのヘッドチューンです!!
一本、一本地味に、交換していきます32回も(笑)
これだけで、2日仕事です.....



これで高回転しか考えないS65になる訳です(笑)
そして最後に、VANOSも新品!
S65は固定カムではありません。
VANOSでカムタイミングを動かしています。
解りやすく言うとVTECみたいなもんです。
せっかく284°ハイカムを入れても、
そのカムを動かすVANOSがお疲れ様では意味がない(笑)
なので今回は、VANOS本体も新品交換。
さらに、DMSオリジナル VANOS強化カバー
で弱点も対策します♪
つまり今回のヘッドチューンは、
Schrick 284°ハイカムを付けるだけのTUNEではありません。
さらに、
今後また開けなくていいように、
ステムシールも打ち換え。
そしてカムタイミングを正確に動かすために、
VANOS新品+強化カバー。
全部、
284°ハイカムを安心してブン回すために必要だからやる。
これがDMSの
S65ヘッドチューンです♪本日2回目(笑)

カムカバーもお疲れ過ぎだったので、超絶かっちょぶーなビレットに!!!
はい!これだけでは終わらないです(笑)中途半端な事はしません。


続きまして~
S65はノーマルでも冷却系をやる価値あり!
狙うのは「新品時以上の余裕」とターゲット温度!!
「ENGINE TUNINGしたから冷却を強化します」
ではありません。
むしろ、ノーマルのS65にもオススメしたいメニュー。
理由は単純で、
E92 M3そのものが、もう新しいクルマではないから。
エンジンがノーマルでも、
ラジエター。
ホース。
樹脂部品。
オイルクーラー。
全部これまで何年も、
熱くなって、冷えて、また熱くなって……
を繰り返しています。
新車の時と同じ冷却能力が残っている前提で乗る方が無理があります(笑)
しかもS65って、ノーマルでも8,000rpm以上回るエンジン。
別にハイカム入れなくても、
最初から結構イカれたエンジンです(笑)
だから、チューニングしているかどうかではなく、S65をこれからどう乗るか。
ここで考えた方が良いです!
冷却系を強化する本当の理由は「もっと冷やしたい」ではない
よく
大容量ラジエター!
大型オイルクーラー!
と聞くと、とにかく温度を下げるパーツだと思われます。
でもDMSが欲しいのは、最低温度ではありません。
欲しいのは、ターゲット温度。
街乗りでも、ワインディングでも
サーキットでも、負荷が変わった時に温度が大きく暴れない。
上がっても、
ちゃんと狙ったところへ戻ってくる。
この「温度をコントロールできる余裕」
が欲しいんです。
だから、ノーマル車でも意味があります!
むしろ古くなった純正冷却系をリフレッシュしながら、
新品時より余裕を持たせられる。
これは普通に魅力的です♪
なぜ油温を安定させるのにラジエターまで必要なのか?
ここが結構大事です。
「油温が高いならオイルクーラーだけ交換すれば良いじゃん」
と思いますよね。
でも、オイルが熱くなる原因は
オイル自身だけではありません。
エンジンの中を考えると、
燃焼室。シリンダーヘッド。ブロック。
ピストン周辺。全部が熱を持っています。
そしてその中を、
エンジンオイルがずっと循環しています。
つまり、
熱いエンジンの中を通れば、オイルはまた熱を貯めて帰ってくる。
だからオイルクーラーだけで冷やしても、
エンジン本体が熱いままだと、
ずっと追いかけっこ(笑)
そこで、
ラジエターの力を借ります♪
水側の放熱能力を上げて、ヘッドやブロック側の温度をターゲットへ安定させる。
すると、エンジン本体からオイルへ入ってくる熱も抑えやすくなる。
その上で、
DMSオイルクーラーでオイル側の温度を整える。
つまり、
水でエンジン本体の温度を作る。
オイルクーラーで安定を作る。
両方でやるから効くわけです♪
油温を管理したい一番の理由は「油圧」
そして、
DMSが油温を重要視する理由。
それが油圧。
エンジンオイルは、
温度によって粘度が変わります。
油温が上がり過ぎれば、
オイルは柔らかくなる。
そうすると、
同じエンジンでも
油圧は下がる方向へ動く。
逆に冷やし過ぎて、
必要以上に硬い状態でも良くない。
だから、
狙った油温で使う。
その温度を安定させる。
すると、オイル粘度も安定しやすい。
その結果、
油圧も安定する。
これって、
ハイカム車だけの話じゃありません。
ノーマルのS65でも、
メタル。クランク。カム。VANOS。
油圧タペット。全部オイルで仕事しています。
だから、
ノーマル車でも油温と油圧を安定させる意味は大きい。
むしろ長く乗りたいなら、
こういう部分からやった方が良いと思っています♪
「壊れてから交換」ではなく、古いから先に交換する
そして今回の
強化シリコンホース。
これも、
チューニングパーツというより
予防整備+アップグレード。
です。
E92 M3も年式を考えれば、
純正ホースがいつまでも新品と同じなわけがありません。
硬化。膨張。接続部劣化。
温度と圧力を何年も受けています。
冷却水漏れてから交換する。
でも良いんですが、
ラジエターを交換するタイミングなら、
一緒にやっておいた方が二度手間にならない。
しかも、
せっかく新品ラジエターを入れるのに、
一番古いホースだけ残す。
そこが一番弱い場所になる可能性があります(笑)
なので、
ラジエター+強化シリコンホース
は、壊れたから直すのではなく、
これから安心して乗るために先に作り直す。
という考え方です。
ノーマルS65でも、ここはやって損しない♪
つまり今回の冷却系、
ハイカム車だから必要なのではありません。
E92 M3が古くなってきたから必要って事ね!
その上で、
ノーマルより余裕のある冷却能力を持たせる。
水温をターゲットへ。
油温もターゲットへ。
油温が安定すれば、
油の粘度も安定する。
そして、
油圧も安定する。
それだけでも、
S65を長く気持ち良く使うためには十分意味があります。
そして将来、
ハイカム入れたい。
DMEやりたい。
サーキット走りたい!!
もっとパワー欲しい!!!!
となっても、
冷却系はすでに出来ている。
つまり、
今のノーマルS65を守るためにも良い。
これからTUNEするための土台としても良い。
だからDMSでは、
冷却系は
「パワーを上げた人だけのメニュー」
ではなく、
E92 M3をまだまだ楽しみたい人にオススメしたいメニューなんです♪

S65は空気を欲しがりまくる(笑)
INFINITY DESIGNで吸気の入口から作ってEPMで魅了させる!
S65はノーマルでも、8,000rpmオーバーまで回るV8+8連スロットル。
つまり、チューニングしていなくても最初から
めちゃくちゃ空気を欲しがるエンジン(笑)なんです。
だから吸気系は、
ハイカムを入れた人だけの話ではありません。
ノーマルS65でも、
もっと気持ち良く吸わせたい!
アクセルを踏んだ時のレスポンスを良くしたい!
高回転まで気持ち良く伸ばしたい!
そして、
ボンネット開けた時もカッコ良くしたい!(笑)
そこで、
INFINITY DESIGN カーボンインテーク!
です♪
S65は8連スロットルなので、
アクセルを開けた瞬間から吸気側の変化がフィーリングに出やすい。
だからDMSでは、
「エンジンTUNEしてから付けるパーツ」
ではなく、
ノーマルのE92 M3でも最初に楽しめるTUNEの一つ
として考えています。
もちろん今回は284°ハイカムまで入っているので、
さらに吸気側の意味が大きくなる。
外から空気を取り込んで、
カーボンプレナムへ。
そこから8連スロットルを通って、
燃焼室へ。
入口から全部繋げて吸わせる。
でも、
最初から全部やらなくても良いんです。
まずINFINITY DESIGNを付けて、
S65の吸気音とレスポンスを楽しむ。
そこから、
もっと欲しくなったらプレナム。
今回はEPMのビジュアルに負けたので(笑)EPMカーボンプレナム!
S65は、ノーマルでも吸気を変えるだけで楽しめる。
だってスロットル/ピストン8個ついてるから♪


回るエンジンは、もっと軽く回そうホトトギス(笑)
パワープーリー。
これも
「ハイカム車だから必要」
ではありません。
むしろ、ノーマルS65にも分かりやすく欲しくなるパーツ。
S65の魅力って、ピークパワーだけじゃないですよね。
アクセルを踏んだ瞬間、
ファオンッ!と回転が付いて、
そのまま高回転まで一気に回っていく。
あの
NAらしい回転の軽さ。
ここが気持ち良い♪
だったら、
補機を回す側の負担も少しでも減らして、
エンジンが使える力を
余計なところへ持っていかれないようにする。
それが
パワープーリーです。
何十馬力アップ!
みたいな派手な話ではありません(笑)
でも、アクセルを踏んだ時の回転のツキ。
シフトダウンした時の吹け上がり。
高回転へ向かう時の軽さ。
こういう毎回アクセルを踏むたびに感じる部分
を良くしていくTUNEです。
だから、
サーキットを走らなくても良い。
ハイカムを入れてなくても良い。
DME-TUNINGしてなくても良い。
普通のE92 M3を、もう少し気持ち良いE92 M3にしたい。
それだけでも十分やる理由があります♪
そして今回みたいに、
284°ハイカム。
カーボンプレナム。
INFINITY DESIGN。
DME。
まで全部やる車なら、
その小さいロスまで拾っていく。
つまり、
ノーマル車なら単体でも楽しめる。
フルTUNEなら全部を繋げてさらに効かせる!!
パワプーはベルト交換ついでに装着とかありですよ~

BMW E92 M3 COMPLETE製作 Vol.1|ENGINE編 完成♪
ということで、今回のBMW E92 M3 COMPLETE製作 Vol.1
まずは心臓部となる
S65 ENGINE TUNING STG2
からスタートしました♪
カーボンさよなら大作戦から始まり、
コンロッドメタルTUNE。
ヘッドを開けて、
Schrick 284°ハイカム。
強化バルブスプリング。
チタンリテーナー。
新品油圧タペット。
ステムシール。
VANOS新品+強化カバー。
そして冷却系、吸気系、レスポンス系まで。
書いてるだけでも、
まあまあ頭おかしい内容です(笑)
でも、
全部を一気にやらないとダメ!
という話ではありません。
ノーマルのS65でも、今やる意味がある物は沢山あります。
今後の愛車とのお付き合いを考えて、
カーボンを落とす。
コンロッドメタルTUNEをやる。
冷却系をリフレッシュする。
油温をターゲットに入れて油圧を安定させる。
INFINITY DESIGNで吸気を良くする。
パワープーリーで、もっと軽く回るS65を楽しむ!
それだけでも、
十分立派なTUNEです♪
そこから、
もっと欲しくなったら
ハイカム。
ヘッド。
VANOS。
どんどん深いところへ来てください(笑)
ミアキの引き出しは常に量産されています(笑)
最初から全部やる人も正解。
少しずつ育てていく人も正解。
大事なのは、
何となく部品を付けるのではなく、
そのパーツを入れる理由をちゃんと作って、全部を繋げていくこと。
S65はもう新しいエンジンではありません。
でも、
古いから大人しく乗る必要は1ミリもありません(笑)
ちゃんと整備して、
弱いところを対策して、
必要なところを強化して、
まだまだブン回して遊ぶ♪
これが一番楽しい!!
そして、
COMPLETE製作なので
当然これで終わりではありません。
エンジンができたら、
次はその性能を
どう路面へ伝えるか。
ということで、
Vol.2はシャコタン編!
脚回りも、
ただ硬くするだけではありません(笑)
どう動かして、
どう曲げて、
どうトラクションを掛けるか。
次はそっちをガッツリ作っていきます♪
BMW E92 M3 COMPLETE製作、まだまだ続きます!
そんなこんなで、T様。
いつも楽しいご依頼ありがとうございます。
完成まで、まだまだかかりますが、楽しみにお待ちください。
それでは本日の動画をお楽しみください♪
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