STOPTECHブレーキ技術|フルード漏れ・シール・品質管理
2016年2月19日
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先日「STOPTECHを装着して数日でブレーキフルードが滲み、だんだん漏れが酷くなった」という相談がありました。電話なので現状の断定はできませんが、新品状態から徐々に悪化する点が気になりました。

キャリパーからのフルード漏れならシール周辺を疑います。一方、STOPTECHについては実際に米国ファクトリーで出荷までの工程を見ていますが、検査はかなり細かい。取付時にも圧を掛けた状態で漏れを確認し、走行テストと初期当たりまで確認する必要があります。 さらに聞くと、FSW走行後に症状が悪化し、ブレーキパッドもほぼ無くなっていたとのこと。ここまで来ると熱の影響を考える必要があります。パッドには適正温度域があり、その範囲を外して高温状態を続ければ、ローター・バックプレート側からキャリパーへ熱が入り、シールにダメージが及ぶ可能性があります。

重要なのは「強く踏んだか」だけではなく、ブレーキを掛けている時間。軽く足を乗せ続けても摩擦と熱は発生します。ブレーキング時間が長すぎれば温度は積み上がり、シールやフルードにも負担が掛かります。 また、ブレーキキットはキャリパーの大きさやピストン数だけで選ぶものではありません。ブラケット精度、パッドの当たり、車両側マスター容量とのバランスまで含めて選定する必要があります。用途を明確にして、それに合った仕様を選ぶことが大切です。

ブレーキは安全に直結する部品です。部品だけでなく、取付・点検・温度管理・使い方まで含めて考える必要があります。





