【E92 M3】S65 コンロッドメタルチューニング🔧
少し前の作業になりますが、忘れないうちに書き留めておきます(笑)

今回も定番のコンロッドメタルチューニングです。
ってか月2ぐらいでやってますねwww
S65ではもうかなり知られている部分ですが、
Drive.では単純にメタルを新品へ交換して終わり、ではありません。
強化コンロッドメタル+強化コンロッドボルトへの変更。
そして、それ以上に大事なのが、
測ること。


実際のクランクジャーナルの状態と寸法を確認して、クリアランスを測定。
その測定結果に合わせて、使用するメタルを選定していきます。
新品だからOK。
強化メタルだからOK。
ではありません。
同じS65でも、クランクの寸法や摩耗状態には違いがあります。
なので現物を測って、そのエンジンに合わせてメタルを選ぶ。
ここがコンロッドメタル交換ではかなり重要な部分です。
オイルパンを外して、コンロッドキャップを外していきます。
まず外したメタルの状態を確認。
そしてクランクジャーナルも一本ずつ確認していきます。
今回、ジャーナルを確認すると、ほんのわずかですがキズがありました。
深いダメージではありませんが、触ると若干引っ掛かる。
このまま新品メタルを組むのは気持ち良くない。
ジャーナル表面にキズや突起が残った状態で新品メタルを組むと、その部分が新品メタルの表面を擦り、早い段階からメタルを傷める原因になります。
さらに表面が荒れたままだと、油膜形成にも悪影響を与える可能性があります。
局部的に当たりが強くなれば、そこで摩耗が進み、出た摩耗粉がさらにメタルやジャーナルを傷つける。
せっかく新品メタルを組むのに、相手側のクランクをそのままにしていては意味がありません。
今回のキズは深いものではなく、ラッピングで対応できそうだった、

ということで、クランクジャーナルをラッピングして表面を整えていきます。
写真のように磨き上げていきますが、この作業がとにかく地味(笑)
ひたすらジャーナル表面を整えていきます。
でも、こういう超地味系作業がエンジンではすごく大事。
ラッピング後のジャーナルはピカピカで、とても美しい!
表面の微細な傷や突起を整えることで、メタルとの摺動状態を良くして、安定した油膜を作りやすい状態にしていきます。
フリクションを少しでも減らすという意味でも、高回転まで使うS65には大事な部分ですね。
今後、このジャーナルラッピングもオプションチューニングメニューとして活用して頂くのも良いと思います。
そして、ここからがメタル交換で一番大事なところ。
測定です。
クランクジャーナルを測定して、現在の寸法を確認。
そこから実際のクリアランスを確認し、そのエンジンに合ったメタルを選定していきます。
メタルというのは、ただ同じ品番の新品を入れれば終わり、ではありません。
クリアランスが狭すぎてもダメ。
広すぎてもダメ。
特にS65のように8000rpmを超えて回る高回転型エンジンでは、このクリアランスが非常に重要です。
クリアランスが適正でなければ、油膜の状態や油圧、メタルへの負担にも影響します。
なのでDrive.では、
開ける。
見る。
測る。
選ぶ。
そして組む。
この順番です。
今回も測定結果を確認したうえで、使用する強化コンロッドメタルを選定。
さらにコンロッドボルトも強化ボルトへ交換します。
S65は高回転まで回るエンジン。
回転数が上がれば、コンロッドとコンロッドボルトに掛かる負担も当然大きくなります。
せっかくメタルまで手を入れるのであれば、メタルだけではなく締結部分まで含めて強化しておく。
単純な「メタル交換」ではなく、
測定・選定した強化メタル+強化コンロッドボルト。
これがDrive.で言うコンロッドメタルチューニングです。
メタル交換というと、どうしても「古いメタルを外して新品に交換する作業」に見えます。
でも本当に重要なのは、その新品メタルをどの状態のクランクに、どのクリアランスで組むのか。ここだと思います。
新品の強化メタルを入れても、ジャーナルにキズが残っていたり、クリアランスが合っていなければ意味がありません。
だから開けたら必ず見る。
そして測る。
測定値に合わせてメタルを選ぶ。
必要ならジャーナルにも手を入れる。
もちろん、何でもラッピングすればいいわけではありません。
そのままで問題ないのか。
ラッピングで対応できる範囲なのか。
それともクランク自体に別の対応が必要なのか。
そこも現物を見て判断します。
S65も年式的に、ただ部品を交換するだけではなく、今あるエンジンをどう良い状態で残していくかが大事になってきましたね。
コンロッドメタルチューニングは、壊れる前の予防整備であると同時に、普段見ることのできないクランクの状態を直接確認できる良いタイミングでもあります。
クランクジャーナルの状態確認。
寸法測定。
クリアランス確認。
メタル選定。
強化コンロッドメタル。
強化コンロッドボルト。
必要に応じてジャーナルラッピング。
今回のような小さなキズなら、早い段階で見つけて処置しておく。
こういう積み重ねが、S65を長く、そして気持ち良く高回転まで楽しむためには大事です♪


横語れているものは綺麗にする。綺麗にしたうえで問題ないかを確認する。

同時に作業できるところは、とことん手を入れていく!

本も戻して、大人気なVANOS強化カバー組んで、バルタイ合わせれば完成なり♪
これで夜しか眠れなくなりますよwww
今後はラッピングもお願いします!ってオーダーしてください(笑)
ちなみに純正のメタルって、OILパン外して、クランクの刻印見ないと、現在ついてるメタルって解らないの知ってますか?(笑)
純正メタルを先に適当に注文しておけばOK!ではないんです。
それだけ沢山の強化メタルを常備してるって言いたかったのです(笑)
ちなみに「メタル交換済み」って聞くと安心しがちですが、どう測って、どう選んで、どう組んだかで中身は全然違います(笑)
その辺も含めて、S65B40Aは奥が深いんです。だから楽しいんだよね♪






コメント